石屋さんだけを集めた江戸城石垣ツアーで石垣を見るマニアックな見学会へ行って来ました。



入り口の大手門脇の石垣から見学。この場所はお城の顔に当たる部分で最初に見る所です。人の印象は一番最初の見た目が大切です。お城も同じで一番最初に入る門の石垣もこれは敵わんと思わせるように立派に作ってあります。隙間なく石垣が積んであると石垣を登って越えて行こうと言う気も失せますよね。


メインの通りでも門が有った場所の通路側はきっちりと有っておらず丸い石が使われているように見えます。これは江戸時代は火事が多く茂木で出来たお城の門が大火事で焼けた跡です。石は火に焼かれるとヒビが入って割れます。その跡が風化して丸くなってしまったのです。火事に遭わなかった反対側は丸まっておらず隙間なく積んで有ります。
よく見ると凸凹している面が有りますが、これは後ろから土の圧力で押されて前に出かけています。大きな石が動くぐらい自然の力はすごいのです。


石垣にも作った時代によって作り方が変わっています。表面をまっすぐにするだけではなく筋を付けてカッコ良くない?と表面に縦に細い筋痕(スダレ)を付けた石垣。そして修理する時に上手くはまらないから横にしちゃえっと横筋になっている場所・木製矢で割った痕などもよく見ると分かります。お墓と一緒で流行り廃りの形や石の種類が有るんですね。


天守閣が建たなかった天守台も角の石も角に近くなるにしたがって少し丸みを帯びながらシュッと細くなっています。これは江戸切と言う手法が使われています。
それ以外にも担当した大名・職人集団ごとに掘った・設置した石にマークを探したりとしていると石垣を見ているだけであっという間に時間は過ぎていきます。


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